２．2025年注目の人気コーディネートスタイルとは？

ナチュラルモダン

自然素材と洗練の融合、飽きのこない心地よさ

ナチュラルモダンは、木のぬくもりを活かした内装に、白やグレーなどの無彩色を組み合わせることで、ナチュラルさと都会的な洗練を両立させたスタイルです。
「木目調のテレビボード × グレーのファブリックソファ」や、「無垢材テーブル × スチール脚」など、自然とモダンをミックスした空間が人気を集めています。

「色味」
ホワイト・ベージュ・ライトグレーなどのニュートラルカラーでまとめつつ、木材のブラウンやアッシュ系で空間にアクセントを加えます。
「おすすめ素材」
オーク・ウォルナットなどの無垢材、木目調のラミネート、コットン・リネンのナチュラルファブリックなど。耐久性と肌ざわりの良さを両立した素材選びがポイントです。
「インテリアのコツ」
「床・壁・家具の木色を揃えすぎない」ことが自然なグラデーションを生み、空間に奥行きを与えます。

韓国風ミニマル

やさしさと可愛らしさを兼ね備えた癒しの空間

SNSやZ世代に支持されている韓国風ミニマルは、背の低い家具、アーチや曲線フォルム、やわらかな色味で構成される“生活感のある癒し”が魅力です。
「ラウンド型のローテーブル」「ぽってりしたクッション」「布張りの収納棚」など、ふんわりした印象のインテリアが多く、照明もやや暖色で統一するのが特徴です。

「色味」
アイボリー、ミルクベージュ、くすみピンク、ライトグレーなど。全体をワントーンでまとめ、視覚的な統一感を演出します。
「おすすめ素材」
マイクロファイバー、起毛加工のファブリック、エコテックレザー。肌触りの良さとやわらかい印象を重視することが大切です。
「インテリアのコツ」
生活雑貨や小物類も色味を統一して並べることで、「映える」収納スペースが完成します。

和モダン・ジャパンディ

静けさと機能性が調和する、現代の和空間

和モダンは、日本の伝統的な美意識と、北欧の合理的なデザインを組み合わせたスタイル。2025年は「ジャパンディ」という融合スタイルとして世界的にも注目されています。
直線的な構造の中に余白や陰影を活かすことで、視覚的にも精神的にも“整う空間”が演出できます。

「色味」
オフホワイト、墨色、薄墨グレー、生成色などの静かな中間色が中心。照明は間接照明を多用し、陰影を楽しむ設計が合います。
「おすすめ素材」
竹、和紙、リネン、漆喰調素材、天然木（ナラ・桐など）。あえて木目や素材の凹凸を活かした家具や壁面が、空間に深みを与えます。
「インテリアのコツ」
ローテーブルや座布団を活用し、床に近い生活スタイルをベースにすると、和の美しさが際立ちます。

ヴィンテージ × ニュートラルカラー

深みと柔らかさを共存させる大人のインテリア

金属や革を使った無骨なヴィンテージ家具に、ベージュやカーキのニュートラルカラーを合わせることで、ほどよい“抜け感”と重厚感が融合したスタイルが人気です。
「メンズライクなのに落ち着く」「個性があるのにどこか穏やか」といった評価が多く、書斎・リビング・寝室など幅広く応用可能。

「色味」
ベージュ・カーキ・オリーブ・モカなどのアースカラーでまとめ、濃い色はアクセントとして使うのがコツ。
「おすすめ素材」
本革やエコテックレザー、アイアン、リサイクルウッド、ヴィンテージ風合いの合板など。経年変化を楽しめる素材がよく合います。
「インテリアのコツ」
壁や床にヴィンテージ感がない場合でも、ラグ・間接照明・アートポスターなどで世界観を作ることができます。