目次

１．ソファに付くよくある汚れとその掃除方法

• 暮らしの中でよく見られるソファの汚れの種類
• 水溶性か油性かを見分ける方法
• 汚れが付いた原因から判断
• 試し拭き

２．布製ソファの掃除方法とシミ・汚れの落とし方

• 月1～2回の掃除・お手入れ方法
• 水溶性の掃除方法
• 油性の掃除方法

３．レザーソファの掃除方法とシミ・汚れの落とし方

• 月1～2回の掃除・お手入れ方法
• 水溶性の掃除方法
• 油性の掃除方法

４．本革ソファの掃除方法とシミ・汚れの落とし方

• 月1～2回の掃除・お手入れ方法
• 水溶性の掃除方法
• 油性の掃除方法

５．まとめ

ソファは家族の集いの場であり、日常生活で非常に頻繁に使用される家具です。使っているうちに、飲み物をこぼしたり、ペットが乗ったりして、様々な汚れやシミが付着してしまいます。

しかし、適切な掃除方法を知っていれば、自分でも簡単に掃除ができ、ソファの美しさを保つことができます。INDOORPLUSでは、各素材のソファに応じた掃除方法と、特定のシミ・汚れの効果的な落とし方について詳しく解説します。

② 水溶性か油性かを見分ける方法：

ソファに付いたシミや汚れを効果的に対処するためには、それが水溶性か油性かを見分けることが重要です。以下の方法で、汚れのタイプを簡単に判別できます。

１．水を使って確認する方法シミや汚れに少量の水を垂らし、どのように反応するかで水溶性か油性かを判断します。

• 水溶性汚れ:
  水を垂らすと、汚れがすぐに溶け出し、薄まって広がる場合は水溶性の汚れです。水溶性汚れは水や水ベースの液体（飲み物や食べ物のシミ、汗など）が原因です。
• 油性汚れ:
  水を垂らしても弾かれるか、汚れが溶け出さず、表面に水が残る場合は油性の汚れです。油性汚れは、油分を含むもの（皮脂、油、クリーム、口紅、ファンデーションなど）が原因です。

２．汚れの見た目と触り心地見た目や触感でも、ある程度汚れの性質を判別できます。

• 水溶性汚れ:
  水溶性の汚れは、通常、シミとしてはっきり残ることが多いです。触るとベタベタした感覚はなく、乾いた感じがします。ジュース、コーヒー、ワイン、しょうゆ、汗などの汚れがこれに該当します。
• 油性汚れ:
  油性汚れは、光に当てるとテカテカと光って見えることがあり、触るとベタつきや滑り感があります。油、バター、化粧品、クリーム、チョコレートなどが該当します。

③ 汚れが付いた原因から判断

汚れが何によって付いたのかを思い出すことで、簡単に水溶性か油性かを判断できることもあります。

水溶性汚れの例:

• ジュース、コーヒー、紅茶
• しょうゆ、ワイン、ビール
• 汗や水分のシミ
• 血液の汚れ

油性汚れの例:

• バター、マヨネーズ、ドレッシング
• 口紅、ファンデーション
• ペンのインク、チョコレート

④ 試し拭き

少量の中性洗剤を水で薄め、タオルに含ませて汚れた部分を軽く叩くように拭いてみます。

• 水溶性汚れ:
  中性洗剤を使うと簡単に薄くなったり、浮き出して取れやすくなる場合は水溶性の汚れです。
• 油性汚れ:
  中性洗剤を使っても変化がない、もしくは落ちにくい場合は油性の汚れです。油性汚れには、専用の溶剤（ベンジンやクレンジングオイルなど）が必要になることがあります。

布製ソファの掃除方法とシミ・汚れの落とし方

※ラムフリース生地、ベルベット生地、ファブリックは布製ソファに当たります。布製ソファは汚れが目立ちやすいですが、定期的なお手入れと適切な方法でシミを取り除けば、長く美しさを保つことができます。

１．日々の掃除・お手入れ

布製ソファは汚れが目立ちやすいですが、定期的にお手入れを行うことで綺麗さを保つことができます。用意するもの:

• 掃除機
• コロコロ（粘着ローラー）
• 柔らかいブラシ

手順:

1. 掃除機で吸い取る
   掃除機を使ってソファの表面やクッションの隙間にたまったほこりやゴミをしっかりと吸い取ります。吸引力は弱めに設定し、布を傷めないように注意します。
2. コロコロを使う
   粘着ローラーを使って、ペットの毛や小さなゴミを取り除きます。特にペットを飼っている家庭では効果的です。
3. ブラシでかき出す
   柔らかいブラシを使って、繊維の奥に入り込んだほこりやゴミをかき出します。ブラッシングの後、再度掃除機で吸い取るとより効果的です。

２．ジュース・コーヒー・赤ワイン（水溶性）の掃除方法:

用意するもの:

• 乾いたタオル
• 中性洗剤
• 重曹

手順:

1. 乾いたタオルで水分を拭き取る
   シミができたら、まずはすぐに乾いたタオルで余分な水分をできるだけ拭き取ります。
2. 中性洗剤で拭く
   中性洗剤を水で薄め、その液をタオルに染み込ませ、シミの部分を優しく叩くようにして汚れを拭き取ります。ゴシゴシこすらないように注意してください。
3. 重曹を使う
   汚れが取り切れない場合は、重曹をシミの上に軽くふりかけ、15〜30分程度放置します。その後、乾いたタオルで残った粉を取り除きます。

３．しょうゆ、ワイン、ビール（水溶性）の掃除方法:

用意するもの:

• 水
• 中性洗剤

手順:

1. 水で拭く
   固く絞ったタオルを使って、汚れた部分を叩くようにして拭きます。水溶性の汚れは、水で十分に拭き取れることが多いです。
2. 中性洗剤で拭く
   汚れが目立つ場合は、中性洗剤を薄めたものをタオルに含ませ、軽く叩くようにして拭きます。
3. 洗剤を拭き取る
   濡れたタオルで洗剤をしっかりと拭き取り、その後、乾いたタオルで水分を取り除きます。自然乾燥させます。

４．汗や水分のシミ（水溶性）の掃除方法:

用意するもの:

• 中性洗剤
• 水
• 乾いたタオル
• 柔らかいブラシ

手順:

1. 洗剤で拭く
   中性洗剤を水で薄め、タオルに染み込ませ、汗や水分のシミがある部分を軽く叩くようにして拭き取ります。
2. 水で拭き取る
   洗剤が残らないよう、濡らしたタオルでしっかりと拭き取ります。
3. 乾いたタオルで仕上げ
   最後に、乾いたタオルで水分を拭き取り、完全に乾くまで自然乾燥させます。

５．血液の汚れ（水溶性）の掃除方法:

用意するもの:

• 中性洗剤
• 水
• 乾いたタオル
• 重曹（オプション）

手順:

1. できるだけ早く拭く
   血液の汚れは時間が経つと取れにくくなるため、早急に対処する必要があります。まず、水で薄めた中性洗剤をタオルに含ませ、シミ部分を軽く叩きながら拭き取ります。
2. 重曹を使う（必要に応じて）
   汚れがひどい場合は、重曹を汚れの上にふりかけ、しばらく置いてから乾いたタオルで取り除きます。
3. 水で仕上げ拭き
   最後に、きれいな水で残った洗剤をしっかり拭き取り、乾いたタオルで水分を吸収します。

６．バター、マヨネーズ、ドレッシング（油性）の掃除方法:

用意するもの:

• ベンジンまたはクレンジングオイル
• 乾いたタオル

手順:

1. 油分を浮かせる
   ベンジンまたはクレンジングオイルを使って、油汚れの部分を軽く叩いて汚れを浮かせます。
2. タオルで拭き取る
   浮いた油分をタオルで丁寧に拭き取ります。
3. 仕上げ拭き
   その後、乾いたタオルで溶剤の残りを拭き取り、自然乾燥させます。

７．口紅、ファンデーション（油性）の掃除方法:

用意するもの:

• ベンジンまたはクレンジングオイル
• 乾いたタオル

手順:

1. 油分を浮かせる
   ベンジンやクレンジングオイルを少量タオルに取り、汚れた部分を優しく拭き取ります。
2. 汚れを拭き取る
   軽く叩くようにして汚れを浮かせ、乾いたタオルで余分な汚れを拭き取ります。
3. 仕上げ拭き
   汚れが取れたら、乾燥させて完了です。

８．ペンのインク、チョコレート（油性）の掃除方法:

用意するもの:

• ベンジンまたはクレンジングオイル
• 乾いたタオル

手順:

1. インクや油分を浮かせる
   ベンジンやクレンジングオイルをタオルに少量含ませ、汚れた部分を軽く叩いてインクやチョコレートの汚れを浮かせます。
2. 汚れを拭き取る
   浮き上がった汚れを乾いたタオルで拭き取り、残った汚れがあれば再度繰り返します。
3. 仕上げ拭き
   最後に乾いたタオルで拭き取り、自然乾燥させます。

レザーソファの掃除方法とシミ・汚れの落とし方

※エコテックレザー生地やレザー生地は、一般的なレザーソファに該当します。レザーソファは美しい見た目を保つために、定期的なケアが重要です。以下では、日常的なお手入れ方法と、特定の汚れに対する対処法を詳しく説明します。

１．月1～2回の掃除・お手入れ方法:

用意するもの:

• 乾いた柔らかい布
• レザー用クリーナー
• レザー用保湿クリーム

掃除手順:

1. 乾いた布で拭く
   ソファ全体を乾いた柔らかい布で軽く拭き、表面のほこりや軽い汚れを取り除きます。
2. レザークリーナーを使用
   レザー専用のクリーナーを使い、汚れが目立つ箇所を軽く拭きます。クリーナーは少量を柔らかい布に取り、汚れた部分を優しく拭き取ります。
3. 保湿クリームを塗る
   最後にレザー用保湿クリームを塗布し、ソファを保湿して光沢を保ちます。

２．ジュース、コーヒー、紅茶（水溶性）の掃除方法:

用意するもの:

• 乾いた柔らかい布
• レザークリーナー

掃除手順:

1. 乾いた布で吸い取る
   こぼれたジュースやコーヒーなどの液体をすぐに乾いた布で吸い取ります。こぼれたばかりの段階で対応すると、汚れが染み込むのを防げます。
2. レザークリーナーで拭き取る
   残った汚れを、レザークリーナーを使って軽く拭き取ります。クリーナーは少量を布に取って、円を描くように優しく拭きます。

３．しょうゆ、ワイン、ビール（水溶性）の掃除方法:

用意するもの:

• 乾いた柔らかい布
• レザークリーナー

掃除手順:

1. こぼれた液体を吸い取る
   しょうゆやワインがこぼれたら、まずはすぐに乾いた布で吸い取ります。
2. レザークリーナーで拭く
   レザークリーナーを使い、残ったシミを優しく拭き取ります。クリーナーを布に少量つけ、汚れた部分を丁寧に拭き取ります。

４．汗や水分のシミ（水溶性）の掃除方法:

用意するもの:

• 乾いた柔らかい布
• レザークリーナー

掃除手順:

1. 乾いた布で拭き取る
   汗や水分がソファに染み込む前に、乾いた柔らかい布で優しく拭き取ります。
2. レザークリーナーを使用
   乾拭きだけで汚れが残る場合は、レザークリーナーを使って汚れを軽く拭き取ります。クリーナーは少量ずつ使用し、ソファ全体が濡れすぎないように気をつけます。

５．血液の汚れ（水溶性）の掃除方法:

用意するもの:

• 中性洗剤
• ぬるま湯
• 柔らかい布
• レザークリーナー

掃除手順:

1. ぬるま湯と中性洗剤で拭く
   血液の汚れは、できるだけ早くぬるま湯で薄めた中性洗剤を柔らかい布に含ませ、優しく拭き取ります。強くこすらないように注意しましょう。
2. レザークリーナーで仕上げる
   汚れが取れたら、レザークリーナーで仕上げ拭きをして、保湿を行います。

６．バター、マヨネーズ、ドレッシング（油性）の掃除方法:

用意するもの:

• ベンジンまたはレザー用のクレンジングオイル
• 柔らかい布

掃除手順:

1. 油分を吸収させる
   ベンジンまたはレザー用のクレンジングオイルを柔らかい布に取り、油分が付着した部分を優しく拭き取ります。こすらず、軽く叩くようにします。
2. 乾いた布で拭き取る
   残った溶剤や油分を乾いた布でしっかり拭き取ります。

７．口紅、ファンデーション（油性）の掃除方法:

用意するもの:

• ベンジンまたはレザー用のクレンジングオイル
• 乾いた柔らかい布

掃除手順:

1. クレンジングオイルで汚れを浮かせる
   口紅やファンデーションの油性汚れは、レザー用クレンジングオイルを使用して優しく拭き取ります。
2. 乾いた布で拭き取る
   汚れが浮き上がったら、乾いた布でしっかりと拭き取り、余分なオイルを取り除きます。

８．ペンのインク、チョコレート（油性）の掃除方法:

用意するもの:

• ベンジンまたはレザー用のクレンジングオイル
• 乾いた柔らかい布

掃除手順:

1. 汚れを浮かせる
   ペンのインクやチョコレートの油分をベンジンまたはレザー用のクレンジングオイルで軽く叩くようにして浮かせます。
2. 乾いた布で拭き取る
   汚れが浮いたら、乾いた布で丁寧に拭き取り、余分な溶剤も除去します。

本革ソファの掃除方法とシミ・汚れの落とし方

１．日々の掃除・お手入れ

用意するもの:

• 乾いた柔らかい布
• 革用クリーナー
• 革用保湿クリーム

掃除手順:

1. 乾いた布で表面を拭く
   ソファ全体を乾いた柔らかい布で軽く拭き、表面のほこりや軽い汚れを取り除きます。
2. 革用クリーナーで拭く
   汚れが気になる箇所に革専用クリーナーを使用します。少量を柔らかい布に取り、優しく拭き取ります。
3. 保湿クリームで仕上げ
   乾燥やひび割れを防ぐために、革用の保湿クリームを定期的に塗布します。革が乾燥すると、ひび割れの原因となるため、適切な保湿が必要です。

２．ジュース、コーヒー、紅茶（水溶性）の掃除方法:

用意するもの:

• 乾いた柔らかい布
• 革用クリーナー

掃除手順:

1. すぐに拭き取る
   こぼれた液体をすぐに乾いた柔らかい布で吸い取ります。こぼしてから早めに対応することで、シミができにくくなります。
2. 革用クリーナーで汚れを落とす
   残った汚れを、革用クリーナーを使って軽く拭き取ります。クリーナーを布に少量取って、優しく拭きます。

３．しょうゆ、ワイン、ビール（水溶性）の掃除方法:

用意するもの:

• 乾いた柔らかい布
• 革用クリーナー

掃除手順:

1. 乾いた布で吸い取る
   液体をこぼしてすぐに、乾いた柔らかい布で液体を吸い取ります。
2. 革用クリーナーで仕上げる
   シミが残る場合は、革用クリーナーを使用して、汚れた部分を優しく拭き取ります。

４．汗や水分のシミ（水溶性）の掃除方法:

用意するもの:

• 乾いた柔らかい布
• 革用クリーナー

掃除手順:

1. 乾いた布で軽く拭く
   汗や水分が残っている場合は、すぐに乾いた布で拭き取ります。
2. 革用クリーナーで仕上げ
   汗や水分のシミが取れにくい場合は、革用クリーナーを使い、優しく拭き取ります。

５．血液の汚れ（水溶性）の掃除方法:

用意するもの:

• ぬるま湯
• 中性洗剤
• 乾いた柔らかい布
• 革用クリーナー

掃除手順:

1. ぬるま湯で拭き取る
   できるだけ早く、ぬるま湯に少量の中性洗剤を混ぜた液を使い、汚れた部分を柔らかい布で優しく拭きます。
2. 革用クリーナーで仕上げる
   最後に、革用クリーナーを使って、汚れが取れた部分を仕上げ拭きします。

６．バター、マヨネーズ、ドレッシング（油性）の掃除方法:

用意するもの:

• ベンジンまたは革用クレンジングオイル
• 柔らかい布

掃除手順:

1. 油分を取り除く
   ベンジンまたは革用のクレンジングオイルを柔らかい布に含ませ、油分が付着した部分を優しく拭き取ります。
2. 仕上げ拭き
   乾いた布で溶剤をしっかり拭き取り、汚れが残っていないか確認します。

７．口紅、ファンデーション（油性）の掃除方法:

用意するもの:

• ベンジンまたは革用クレンジングオイル
• 柔らかい布

掃除手順:

1. クレンジングオイルで汚れを浮かせる
   口紅やファンデーションの油分は、革用クレンジングオイルで優しく拭き取ります。
2. 乾いた布で拭き取る
   残った汚れを乾いた布でしっかりと拭き取り、仕上げます。

８．ペンのインク、チョコレート（油性）の掃除方法:

用意するもの:

• ベンジンまたは革用クレンジングオイル
• 柔らかい布

掃除手順:

1. クレンジングオイルで汚れを浮かせる
   ペンのインクやチョコレートの汚れは、ベンジンまたは革用クレンジングオイルを使用して、汚れた部分を軽く叩くようにして拭き取ります。
2. 乾いた布で仕上げる
   汚れが浮いたら、乾いた布でしっかり拭き取ります。溶剤が残らないように注意しましょう。

特に、水溶性汚れは乾く前に、油性汚れは専用の溶剤で浮かせるようにすることで、取り除きやすくなります。ソファの素材に合わせた方法で、定期的にお手入れを続けることで、ソファの美しさを長持ちさせることができます。